フラダンスには、古典的なスタイルである古典フラ(フラ・カヒコ)と、現代的なスタイルである現代フラ(フラ・アウアナ)という2つの種類があります。
古典フラであるカヒコは、本来はハワイの人々にとって神聖な儀式であり、古典フラを踊ることは厳粛な宗教行為とされてきました。もともとイプ、イリイリなどの打楽器によるリズムや、チャント(詠唱)にあわせた振り付けのようなものであったのが、やがてチャントに節がついてメレ(歌)となり、それが踊りとともに伝承されてきたのです。
一方、現代フラであるアウアナは、ハワイ王朝の第7代カラカウア王により復興されたスタイルのフラで、欧米の音楽が取り入れられています。カラカウア王の時代にハワイにすでに登場していたウクレレなどの楽器の演奏にあわせて華やかに踊ります。